脳内出血、約8年前の思い出を淡々とつづってみます。

自分は2016/9/11に酒に酔った勢いで、
高いところから落下し、頭をぶつけ、脳内出血となりました。
その後、救急車で各地の病院を回ったらしく、
最終的にたどり着いた病院で手術治療して頂きました。

1週間ほど寝たきりで、
家族親戚がお見舞いに来てくれたことだけ覚えています。
そこが初めて怪我した後の記憶。

意識が一応、復活ということで、病室が変わり、
徐々に人と話せるようになった感じ。

ただ、ここから記憶に残るのは、歩けなかったこと。
車椅子で移動して、トイレも看護師さんのサポートを受けながらという。
一人でトイレできない…少し恥ずかしい？いや、

なにか入院時の自分は薬の影響なのか、
左脳手術による理屈大好き左脳が麻痺してることで、
右脳パワー全開の子供状態な自分だったんじゃないかと今は考察。

ひとまずポジティブだった。

入院初期の段階では、
「左目」「両足」が麻痺？　動作不能
この二つのリハビリが習慣でした。

自分は確認してないけど、手術の際の契約書なども結んでるとのことで、
不安……んーーでもなかった。

ポジティブ全開なので、まず両足を動かす練習をひたすら行っていた。
といっても、車椅子に座って、立って。の繰り返し。
そうすると1週間も経たずに一人でトイレへ歩けるようになったのを覚えている。
そこがまず嬉しかった。

次に左目。
うろおぼえだけど、最初は一切見えなくて、
リハビリを続けるごとに、気が付けば　ぼんやり見えるようになってた？

まず、片目でスマホを操作することが大変。
慣れてないのか、目が疲弊。

左目はテキストで例えると

< o > < o >    これを目として、

<o  > < o >    左目だけ角度が異なる感じ。

なので、左目を動かすことに慣れていくよう、
あっちみたりこっちみたりを繰り返す感じでした。

あと、記事を書いてて思い出したのは、
日本語の文章を理解できるかみたいなのも、行っていたと思う。
その際に自分は「よく感情的になって怒ってたと、看護師が言ってたよー笑」と、
退院後のMRI検査の際に、お医者さんから後日談をもらった。
＼('ω')ﾉ  ﾑｷｰｰｰｯ

…はて、少しまとめると。

両足。　現状　言うことなし。
事故前と同じように動く。

左目。　現状　左上への角度が現在(2024)もまだ完璧ではない。
けど、基本的には問題なし。



入院生活は、正直　楽しかった。
看護師さんも優しかったし、同じく入院患者さん達も良い人達だったし。
お見舞いに仕事関係の方も来ていただけて、元気をもらった。

……ただ、その楽しく感じられたのは、薬の影響か、
あるいは左脳が怪我で優先度低くて、右脳全開だからポジティブだったのか。
地獄は退院してからだった。






異変を感じたのは、恐らく退院してから半年後。
歩いていた時に強い頭痛を感じた。

寝るときは、頭痛の症状が少し収まる。
朝起きると、ひとまず大丈夫。
けど30分ぐらい経過すると、すぐに頭痛が始まる。
そこから絶妙に痛い。　いつ頭割れるんだろう。という痛み。

内部の痛みというよりかは、シンプルに手術後の痛みのような
外側の皮膚？が裂けそうな痛み。

痛かった。　とにかく痛かった。

この痛みの怖さから、また酒を飲むという矛盾。
不思議なことに、酒を飲むと痛みが治まったように感じる。
けどまぁ、それは痛みへ意識が向かなくなるとかだとは思う。

今でも自分の人生間としては、一番辛く感じた期間だった。

人へ伝わりにくい痛み、人間関係への恐怖心。
そもそも自分の脳はもう、手遅れなのでは？　なんて考えたり。


そして、頭痛を医師へ伝える。 外科医師なので、それはまず内科へ。
ということで、最終的には精神科で痛み止めを頂いたのだと思う。
ちょいこのへん　うやむやな記憶。

ただ、俺の謎プライドにあるのは、痛み止めは飲まない。
3日痛み止めを試すと、たしかに痛みが少し和らいだと思う。
けど、いつまでもそれに頼ると、
いつまでも改善されない悪循環が待ってるんじゃないかと考える癖があった。

それが正解かどうかは、わからない。
ひとまず自分は、痛み止めを一切飲まないことを選んだ。



そこで日々考えたのは、なぜ痛いのか？

「神経質による勘違いの痛み？」
or
「実際、物理的な痛み？」

自分は物理的な痛みを予想した。

頭痛があれど、目をつむってベッドに入ると、痛みが治まる傾向にあった。
といっても、左の頭で　枕というのが、ちょい割れそうな痛み感はあるけど。

そもそも左目の改善を自分は勘違いしていたのではないかと。
とにかくがむしゃらに「左目うごけえええええええ！！！うぉおおお！！」と、
入院時、左目を毎日　動かすトレーニングを行っていた。

けど、そうして力むように練習したことで、
目の力を入れる癖がついたのではないか。

そうしたことで、目をあけると　目と繋がった筋肉が緊張して、
皮膚を引っ張ってしまい、手術跡へ強い刺激を与えているのではないか。
と、予想した。

結論としては、正しかったと思う。（医学根拠なし）

約3年間
2017年から2020年1月1日。
日々　目の平行法リラックストレーニングを続けた。
VRみたいに、左目で左を見て、右目で右を見て、くっつける。
みたいな感じ。（伝わる？）
こうすることで、目の筋肉を緩めることに慣れる。という。

そうしていくうちに、月日が経つと、
微量だけど頭痛が弱まってきた気がした。

けど、ほんともう感動したのは。

2020年1月1日。
初詣へ家族と行き、並んでいるとき。

冬は特に頭痛が激しくなりやすかった。
それがもう死にたくなる気持ちになる。

けど、その日。　思い出すように頭痛へ意識を向けると。

……痛くない？

…………おい？　ん？　ん？　おい？

………………え？　うそやろ。

おら、やさしく体を斜めにして、角度をつけたら、
どうせ頭痛爆発だろ？　しってるよ？

……ん？　おい？

………うそだろ？　まじ？　きた？　きたの？　え？




頭痛が９９％　おさまりました。





自分にとって、天国スタートな日でした。
あまりにも幸せすぎた。

目のリラックストレーニングが功を奏したのかどうか、わかりませんが、
とにかく頭痛がおさまった。

2024年7月の時点では、もう4年半経ったことで、
その幸せ感は忘れてきていますが、やはりありがたかったのは、覚えてる。
今も毎日　目の平行法トレは　かならずやります。　あ、視力は0.1





そうしたこともあり、少しずつでもいいから、なにかやろう。
そう思って始めたのが X(twitter)へ絵を日々投稿でした。
生きてるアピール＋自身の成長。

なんだかんだ、見ていただけてる方がいて、うれしいです。
自分は元気です。　はい。　超元気です。

今回の記事も、人っていつ死ぬか わからないわけだから。
もう少し本音をブログとかに　ぶつけてもよくね？　と思いやした。


改めて、飲酒事故の際に救急車へ連絡してくれた方々。
救急隊員の方々、看護師の方々、
お見舞いに来て頂けた仕事関係の方、
お医者様。家族。
ひっそりと感謝しております。
本当にありがとうございました。




また、もし同じように頭痛に悩まれてる方いましたら、
少しでも小さな参考になったらと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。